陣内孝則版「名探偵 明智小五郎」

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tv_akechi1.jpgスカパーのフジテレビ721で放送していた陣内孝則主演のドラマシリーズ「名探偵 明智小五郎」を見てみました。このドラマ、リアルタイムで見たことはなかったのですが、最近の「探偵学園Q」や実写版・名探偵コナンなどのドラマを見ていると、陣内孝則の存在感ある演技に何かしらパロディめいたものを感じずにはいられませんでした。あの探偵としてのこなれた風格は、全てこの「明智小五郎」シリーズから脈々と受け継がれたものだったんですね・・。若かりし陣内孝則が演じる明智小五郎を見てしまうと、この人以上に明智小五郎にふさわしい役者はいない、と思わせられる不思議な迫力があります。伊武雅刀をはじめとした脇を固める役者陣や、昭和初期の雰囲気を忠実に再現した時代設定もいいのですが、何といっても「古畑任三郎」で有名な本間勇輔(音楽)&星護(演出)というゴールデンコンビが作り出す、コミカルでドラマチックな作品世界が絶妙でした。今だ熱心なファンを生みながらも、DVD化されてないことだけが残念なこのドラマ。ぜひとも「たのみこむ」で製品化を実現させたいところですね。

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洗練された演出が命、といった感じのこのドラマ。毎度、登場シーンから思いっきり楽しませてくれます。冒頭では必ず過去の回想シーン(モノクロ)から始まり、怪人二十面相と明智小五郎の手に汗握る対決が描かれるのですが、待ってましたとばかりに登場した明智小五郎のシルエットでさんざん待たせておいて、バーンとタイトル画面に切り替わったり、とベタな演出がとにかくカッコいいのです。それもこれも、すべての身振りがジェスチャー化しているほど演技過剰な陣内孝則だからこそ、ブレずに絵になるのかもしれませんね・・。

乱歩作品については、過去のトラウマでちゃんと読んだことがなかったのですが、「地獄の道化師」や「骸骨怪人」といった大胆不敵な強敵たちが次々と登場するので、どのシリーズも見ていて飽きません。肝心の明智探偵の方は、推理の冴えを発揮するというよりは、どちらかというと犯行を目の当たりにしながら、最後まで犯人の凶行を許してしまうことが多いのですが、最後の最後に大団円を持ってくるのが『滅びの美学』といったところでしょうか?

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それにしても、犯人役は美女というのが乱歩作品の定番パターンなのでしょうか??半ば犯人の予想がついてしまうところがちょっぴり残念ですが、とよた真帆や稲森いずみといった女優陣の活躍ぶりも見ものです。ぜひ今度再放送するときはチェックしてみてください。

<関連ページ>
フジテレビ番組広報ページ:名探偵明智小五郎
たのみこむ「陣内孝則の 名探偵 明智小五郎シリーズ のDVDボックス」

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