サムンドラの東京ラスト・ライヴ

| コメント(1)

nepal040706-1.jpgnepal040706-2.jpgnepal040706-3.jpg
日曜日に相模大野のネパールレストラン「アニタ」で開かれた「サムンドラ」の東京最後のライヴに行ってきました。サムンドラはネパールから来日中の5人組のバンドです。マダル(太鼓)、サランギ(ネパール特有の弦楽器)、笛など伝統的な楽器を使っていますが、そこにヴォーカルや掛け声が入る、元気で楽しい音楽です。来日中に何度も聞いていた音楽なのですが、オープニングでの曲は、あまりのサランギの音色の美しさとマーダル、5人の一体感が迫力をもってストレートに伝わり、不覚にも泣いてしまいました。また、ネパールで親しまれているレッサム・フィリリが流れた時は、私も思わず踊ってしまいました。

今回のディナーショーでは、まず私の舞踊の師匠でもありネパールの芸能に詳しい岡本有子さんと、金沢大学でガンダルバ研究をされている今井史子さんから彼らの紹介がされました。簡単に要約しますと、ヒンドゥーのカースト制度で下位にあたる彼らのカースト「ガンダルバ」は、貧困さから満足な教育も受けられずに、家計を支えるためにサランギ演奏をして村々を回っていました。実際にカーストによる差別は今もあって、サランギを持っているだけで差別をうけてしまいます。レストランでガンダルバだけ自分たちで食器を洗わなければいけなかったり、触ったり家に入れてはいけないという慣習などが残っているそうです。
しかし、悪しき慣習を拭い去り、彼らの誇りを取り戻すために「ガンダルバ協会」を立ち上げ、活動の拠点をカトマンドゥのタメルに定め、オフィスを置きました。今回の日本ツアーは、プロのミュージシャンとしてやっていこうとする彼らの活動の第1歩なので、ドネーション(寄付)としてではなく彼らの音楽を楽しんで応援してほしい、という内容でした。
nepal040706-4.jpgnepal040706-5.jpgnepal040706-6.jpg
西荻窪のライブハウスから始まり、和光大学のレクチャーコンサートやお寺の庭でのナイトライヴなどを経ての、最後のライブということもあり、本当に気合が入ったライブでした。メンバーの一人であるサヌ・カンチャさんも踊りがとても上手なので見ていて飽きないし、とても楽しいライブでした。定員50名ということでしたが、お客さんは所狭しと満員状態でした。「演奏中は皆さんも一緒に踊ってください」という趣旨でしたので、後半は皆ステージに入り乱れての大盛り上がりでした。終わった後に頂いたディナーのカレーもおいしかったです。
彼らのバンド名「サムンドラ」とは、ネパール語で「海」という意味だそうです。実際には山岳地帯で海を見たこともなく育った彼らですが、ネパールというあまり知られていない国から世界へ音楽を発信して、川の水がやがて大海へ注ぎ込むように、その素晴らしさを人びとに伝えて欲しいと思います。

彼らのCDは玉川学園にある岡本先生のお店「天空の舞い」で購入することができます。興味をお持ちの方は、こちらへお問い合わせください。
「天空の舞い」ホームページ

翌日の月曜日には、帰国直前のサムンドラのメンバーと東京観光に行ってきました。後ほど、こちらのレポートもアップします。

コメント(1)

オウ。早速レビューが出ていたので拝見しました。

私は普段パキスタンのカッワールをよく聞くので、南アジアの音楽と言うとそのイメージしかでてこないのですが、とてもステキなライブだったみたいですね。
「踊り込み」OKというのがまた楽しそう・・・。

折角の機会にいけなくてさらに残念な気持ちになりました(笑)。
また情報を楽しみにしています。

コメントする

お気に入りBlog一覧




Powered By BlogPeople
BlogPeopleに追加

Skyphoto People

お役立ちツール

このサイトについて

多摩川のほとりでのんびり暮らす3人家族の日常と果てなき好奇心を綴ったブログです。

最近のコメント

バックナンバー

Timelog