グレートマジョリタンの巻・第3回

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hyoutan040114-1.jpg「開発は続くよどこまでも…」
先週放送分のひょうたん島レビューです。詳しいあらすじや人物紹介については、NHKホームページや、ひょうたん島ガイドブックを参照してください。今回は同時進行で一度に色々なことが起こってしまったので、それぞれのキャラクターの視点から状況を整理してみましょう。
子供たち
ガバチョさんが病気になってしまったため、水を求めて再度水源地へ。今度は海賊に襲われないよう別の道を通って無事に帰還。ガバチョさんの病気も治ってめでたしめでたし。
ガバチョ
気がつくと何故かみんなに囲まれて病院のベッドの中。何はともあれ快気祝いだ、ということで皆の税金を使ってパーッと祝賀パーティーを開きます。その席で、これ以上海賊たちを追いつめるべきではない、と言うダンディのアドバイスにしたがって海賊たちとの和解交渉に乗り出します。
海賊4人組
水源地に向かう子供たちの行動をスパイしていた海賊たちは、またもや運搬を阻止しようと画策していましたが、砦にせき止めていた水が溜まり過ぎて溢れてしまい、身動きができなくなるばかりか、このままでは自然に水が流れて今回の脅迫作戦が無意味になってしまう、という最悪の事態に・・。ところが、そうとも知らず和解交渉にやって来たガバチョとまんまと休戦協定を結び、正式に島の一部を譲り受けることに。
トラヒゲ
トラヒゲ鉄道を敷設し、水源地から水の輸送を一手に引き受けることで、水の販売を独占して大儲けしようと企みます。ところが博土に機関車の設計・開発、敷設地の測量などを依頼している間 にガバチョと海賊たちが和解して旧水道が復旧してしまい、せっかく作ったトラヒゲ鉄道が無用の長物となってしまったのでした。

というわけで、当初の思惑とは異なる出来事が重なり、事態は二転三転するのですが、海賊たちとの和解に関して言えば、まさに「雨降って地固まる」という感じでそれなりに良い結果に終わったのではないでしょうか。お互いにそれなりの期間、持久戦を戦っただけに、ひょうたん島民も、もうガバチヨのように仲間を危険に遭わせたくないし、海賊たちにしても大量の水を独占し続けるにはそれなりのコストがかかって割に合わない、という事を痛感したわけですから、何も言わずに海賊たちの要求を飲んだ場合とでは、両者の思い入れに雲泥の差があります。
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それにしても、前回指摘した通り、この海賊たちとの一騒動が「鉄道」という思わぬ置きみやげを残してしまいました。もはや水を輸送するという当初の目的から一人歩きして、トラヒゲは何が何でも鉄道を使って利潤を回収しなければ気が済まなくなっています。誰が見ても本未転倒としか言いようがないのですが、世間の「会社」で行われているビジネスでも、こんなことが往々にしてありますよね?
さらに、トラヒゲ鉄道の敷設予定地が、海賊たちに与えた譲渡地区とかぶってしまったために着工が一時頓挫するのですが、トラヒゲはガバチョを鉄道会社の社長にすることを条件に、海賊たちとの契約書を白紙にさせてしまいます。企業と行政の癒着ですね。政治的な理由に端を発するトラヒゲ鉄道が、用済みになった後もトラヒゲの金銭欲とガバチヨの名誉欲を満たすための道具として生き長らえ、ひょうたん島に波乱を巻き起こすモンスターと化してしまいました。博士がスティーブンソンの蒸気機関を引き合いに出していることからも分かる通り、この機関車はイギリスに始まる産業革命の象徴です。これも私たちの社会を取り巻く技術や産業がもたらす功罪を描いたブラック・ジョークだと言えるでしょう。

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多摩川のほとりでのんびり暮らす3人家族の日常と果てなき好奇心を綴ったブログです。

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