
ニコラス・ケイジとアンジョリーナ・ジョリー主演の「一晩で50台車を盗む」というカー・クライム・サスペンス(?)。この映画のニコラス・ケイジは、かつて伝説的な車窃盗グループのリーダーだったという設定があるだけで、今は根っからの善人だし、あまりうさんくさく見えないので好感が持てました。アンジョリーナ・ジョリーが金髪で妙にケバケバしいカッコをしてるのも見所かもしれません。ハメられた弟の命を救うため、一晩で50台の車、しかも車種まで指定された高級車ばかりを盗まなければならないので、かなり綿密に下見もして計画的に盗むわけですが、警察側も何か動きがある事は知っていて、彼らにしっぽをつかまれる前に仕事をやり遂げられるか、とそういうハラハラ感がメインの映画でした。
予告編などを見ると、「一体どうやって盗むんだろう?」と盗みのあざやかさを描くシーンを期待してしまうんですが、そういうシーンは割とあっさりで、どの辺がプロの技なのかイマイチよく分かりません。よく考えたら、そういう手口を刻命に見せてしまったら、みんな真似してしまう、という事で見せ方が難しい所なんですね・・。ただ、普通にカーチェイスシーンをメインの映画と考えれば結構見応えはあると思います。色んなクルマをかっ飛ばせて、クルマ好きの人だったらうらやましい、と思うのかな?
最後にはなんだかんだで主人公一味は無罪放免・ハッピー・エンドとなるわけですが、よく考えてみれば劇中でも語られている通り、ハリウッド映画的にも、殺人罪に比べれば窃盗の罪は大した事ではないわけで(そういう考え方はよくありませんが)そもそもの緊張感が違ったわけです。色々と設定に苦しめられてる映画だなー、と思いました。
風のまにまに号

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