アラビアンナイトの巻・第17回

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hyoutan031212.jpg「冠婚葬祭みなビジネス!」
先週放送分のひょうたん島レビューです。詳しいあらすじや人物紹介については、NHKホームページや、ひょうたん島ガイドブックを参照してください。 前回に引き続き、「この世には神も仏もありまして~」と、とぼけた調子の歌(ガイドブックによると、この歌は「モダン御詠歌」という歌のようですね)を歌いながら、巡礼隊ご一行が3つの聖地を目指します。途中お化けの妨害に遭いながらも、トラヒゲたちが建設したブッダガヤ・メッカ・ベツレヘムの3大聖地風の寺院を回り、行く先々で釈迦やマホメット、はたまた馬小屋で誕生直後のキリストと各所にちなんだ聖人に扮するガバチョに迎えられて、無事「記念のスタンプ」を3つ集めることができました。そしてニセモノの聖地巡礼であったにもかかわらず、シエラザードはちゃんと幽霊から人間に戻れてしまったのです!(各聖地の参拝には、トラヒゲに対して多額の「参拝料」を払わなければなりませんでしたが…) その後、シエラザードが生き返って一緒に暮らせるようになった無事を、皆に「祝福してくれ」と迫るアル・カジル王でしたが、トラヒゲは祝うにはきちんと「祝賀パーティ」を催さないと盛り上がらない、そのための一切の準備をトラヒゲデパートで請け負いましょう、と商談を持ちかけます

なんでもかんでもビジネスにしてしまうトラヒゲの商魂魂には脱帽しますが、よくよく考えれば祝いの席を設けるぐらい、ちょっと工夫すれば自前でこしらえることはわけないはずです。「引き出物を用意しなきゃ」とか「招待状を送らなきゃ」とか、ビジネスというのは多かれ少なかれ、常にそうやって話をおおげさにして、必要のないものまで売りつけようとする行為です。そういう構図がよく分かるお話ですね。
そうは言ってもトラヒゲが憎めないのは、そうやってモノにしたビジネスを全て自分の身一つで取り組もうとする所です。今回は自分でせっせと引き出物の「芋ようかん」をこしらえたり、料理の食材を求めて池にドジョウすくいに行ったりと、お金儲けのために汗水たらして働きます。実際儲けたお金もすぐになくなってしまうことが多いので、実業家といっても常に安定した投資をめざすタイプではなくて、どちらかというと次々に新規事業にチャレンジする起業家タイプの商売人だと思います。
こうやってどんどん色んなものを手作り感覚で「商売」にしてしまえるんだ、という事を身を持って実践してくれるのは、この不況の時代を生きていくこれからの子供たちにとって大きなヒントになるに違いありません。「ひょうたん島」という劇中におけるトラヒゲの役割とは、世の中にお金がある限りそこには全てビジネスが絡んでくるよ、という事を忘れさせないための存在なのです。

※ちなみに、ことあるごとに「腹減った」と言ってみんなを困らせるテケは「人間社会は食料問題と切り離せない」という事を伝えるための存在。ガバチョは「政治とは常に詭弁である」ということを象徴する存在だと思います。

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多摩川のほとりでのんびり暮らす3人家族の日常と果てなき好奇心を綴ったブログです。

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